愛奴語河川考覧

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後志国 アイヌ語地名 意味 由来
金曇:こんたん(小樽)
新地:しんち(小樽)
遊郭=着物=雲柄=金色の雲がたくさん=金曇
遊郭地名=新地
遊郭のあった場所である。
地図
有幌:ありほろ(小樽) ar i hor o
(片割れの 所 水に 入る)
水天宮の片割れ山である。
地図
 松ヶ枝:まつがえ(小樽)
 羽衣:はごろも
 柳:やなぎ
 洗心
遊郭=着物=植物柄=松ヶ枝
遊郭=着物=植物柄=柳
遊郭=着物=羽衣
遊郭の入り口=洗心
遊郭のあった場所である。
地図
厩:うまや(小樽) mu wa ya
(塞ぐ 岸の 陸)
今は埋め立て地が多いためわかりにくい地形である。
地図
 梅ヶ枝:うめがえ(小樽) 遊郭=着物=植物柄=梅ヶ枝 遊郭のあった場所である。
地図
モイ(小樽) moy
(入江)
わかりやすい地形である。
地図
アイカツフ(小樽) ay kat p
(矢 姿の 所)
上空から見ると矢の先形である。
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 畚部:ふごっぺ(余市)
humki o pe
(守る そこの 水)
小登川上流の狭い山と、畚部岬がかなりその印象である。
やや”hum ok pe(断片に 引っかかる 水)”っぽい気もするが…
地図
 登:のぼり(余市)
 小登:このぼり
ni hor
(啜る 水)
流路がおもしろい川である。
地味に小登川も畚部川の上流でおもしろいことに...
地図
ヌッチ(余市)
奴津知:ぬっち
ni tu ut i
(啜る 根の 脇の 所)
東部にある山のようである。
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尻場:しりぱ(余市)
sir i pa
(大地の 所の 頭)
わかりやすい地名である。
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出足平:でたりひら(余市)
白岩:しらいわ
retar pira pet
(白くある 崖の 川)
河口などに白い崖がある。
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新地:しんち(古平) 遊郭地名=新地 遊郭のあった場所である。
美國:びくに(積丹) pi ku ni pet
(引っ張り 飲み 啜る 川)
ただの印象である。
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茶津:ちゃつ(積丹) cha as i nay
(切り 立った 所の 川)
切り立った崖の”黄金岬”がある。
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ビヤ(積丹) pi sa ya
(引っ張った 手前の 陸)
陸の片割れが特徴である。
江戸時代は”ヒシヤ”の音である。
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マッカ(積丹) wa tuk a
(岸が 生えて 座る)
海に生えている。
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幌武意:ほろむい(積丹) poro moy
(大きな 入江)
わかりやすい地形である。
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神威:かむい(積丹) kamuy
(熊)
熊の顔のようである。
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ニトトマリ(積丹) ni tu o tomari
(啜った 根 尻の 入江)
黒松内川の北部の山が啜っている。
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ルシ(積丹) ni kar usi
(啜り 作る 所)
入舸川の北部の山が啜っている。
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積丹:しゃこたん(後志支庁) sa ku ota an
(前 飲み こぼし ある)
ホリカシャコタンは、 海に迫っているのに積丹川に流れている。
積丹川は、美国川 にせまっているのに野塚の方向に流れている。
si a ku ota an ru(本当に とても 飲み こぼして ある 流路)かもしれないが
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 ホリカ(積丹) horka syakotan
(逆の 積丹川)
今の地名は若干ずれている。
江戸時代の旧道沿いにあった川で角度が凄い川である。
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大森:おおもり(神恵内) o mu ri i
(河口が 塞がり 高くある 所)
河口に少し高い山が邪魔している。
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 当丸:とうまる(神恵内) to oma ru
(沼に 入る 流路)
水源は沼である。
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 昆布:こんぶ(蘭越) kom po
(曲がりが 細かい)
上流が意外と凄い細かい曲がりであった。
ちなみに支流のどの川よりも細かい曲がりの流路である。
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能津登:のつと(蘭越) not to
(顎 岬)
尻別川が口である。
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 真駒内:まこまない(北檜山) mu wa p oma nay
(塞がる 岸の 所に ある 川)
東の山である。
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 トンケ(北檜山) tu mu ke
(根が 塞ぐ 所)
下流の山である。
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人住内:ひとすまない(熊石) pi tu o sum a nay(引っ張った 根 尻が 萎れて いる 川) 山が特徴である。
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  意養:いやしない(厚沢部) e as i na i(頭の 立つ 所を 切った 所) 北部に特徴的な頭がある。
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江差:えさし(檜山支庁) etu as i
(鼻が 立つ 所)
”尖った形”が特徴である。
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 新地:しんち(江差) 遊郭地名=新地 遊郭のあった場所である。
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長内:おさない(上ノ国) o san nay(河口が 棚の 川) 河口には平たい高台(棚)があり、近くのどの河川よりも棚が広い。
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